
顎関節症のことを書き留めます。
顎関節症とは?
定義;顎関節症とは顎関節の周りに何らかの異常が生じる症状です。異常な症状とは、「あごの痛み」「開口障害」「関節雑音」などです。
分類;顎関節症は、4つの型に分類できます。それは、「筋肉障害型」「関節包・靱帯の障害型」「関節円板の障害型」「変形性関節症型」です。一番多いのは「筋肉障害型」です。
発症頻度;7〜10%と言われています。
治療法;
1.暗示療法---ブラキシズムや癖など顎関節症の原因となる悪習慣やその背景をさぐり本人に自覚させ、それらを取り除くようにさせる。
2.理学療法---患部を温めたり冷やしたりして痛みの軽減をはかる。
3.運動療法---開口や顎を動かす訓練をして口がよく開くようにするための体操を行う。
4.スプリント療法---スプリントという歯列を覆う装具を装着することで顎関節や筋肉への負担を軽くして歯ぎしりや食いしばりの害を緩和する。
5.薬物療法---痛みが強い場合に薬で炎症を鎮めたり、筋肉が痛みで固まっている場合に筋弛緩剤を用いたりする。夜間の歯ぎしりや食いしばりを抑えるために入眠剤、痛みの軽減のために抗不安薬、抗うつ薬を服用。
6.外科療法---症状が改善されない場合には外科療法を行う。関節内に強い炎症がある場合に針をさして関節内部の物質を洗い流す「関節腔内洗浄療法」、関節内で関節円板と骨の癒着がある場合にそれをはがす「関節鏡手術」などがある。
顎関節症治療法のなかで、
1.2.3.は、患者さん自ら実行出来るものです。
4.5.は、開業医が行うことが出来ます。
6.は、設備と熟練した術者を必要とします。
顎関節の構造
Articulatio temporomandibularis(顎関節)Temporomandibular joint がくかんせつ を参考にして下さい慶應義塾大学医学部解剖学教室の船戸和弥先生の 力作です。リンクフリーなので、お借りしました。解剖学者が書いた物なので一番正確でしょう。安心できます。ありがとうございます。
顎関節の治療法が種々あるということは、決め手が無いということに等しい。試行錯誤をしながら、症状を軽減していかなければならない。気の遠くなるくらい難しい場合もあれば、すぐになおる症例もある。
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